リアル東京Life

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小室哲哉の軌跡〜『WowとYeahh〜起こせよ、ムーブメント』から

今日、仕事を休みました。

月曜の昼から調子が悪かったのですが、

薬で散らして火曜日に仕事へ行った結果、

今日(水)、声が出なくなりました。

無理はいけないねー。

 

声が出なければ、仕事ができません。

今日は有休を取りました。

そのおかげで、本を一冊読むことができました。

 

その本のタイトルは『WowとYeah〜起こせよ、ムーブメント』(2024 小学館)です。この本は、小室さんが語る音楽に関するライフヒストリーを、筆者でありインタビュアーの神原さんがそれを3つの時代に分け、その当時の小室さんを取り巻く音楽シーンの解説や、インタビューを掘り下げながら展開していく構成を取っています。友人がSNSで「小室哲哉の人生を追体験ができる!」と強烈に推していたことがきっかけで気になり、ゲット。本日、一気読みしました。

WOWとYeah

読み終えた今、90年代を小室哲哉さんと一緒に過ごしたような気分です。
その当時、彼が出会った数々のアーティストと、どのような目的で音楽をつくり、そこでどんな手法を駆使したのか、何に重点を置いたのか…そういった視点が過不足なく語られていました。trf篠原涼子、globe、華原智美、安室奈美恵といった複数のアーティストプロデュース(作曲・作詞・編曲含む)が同時並行で、めまぐるしい勢いで行われていたことが、ありありと伝わってきます。

私はtrfのsvival danceやBoy meets girlと中3の夏に出会い、高校入学するころには、ハマちゃんのWOW WAR TONIGHT、そして、高校生中には、globe、安室奈美恵を聴く、といったまさに小室さんがターゲットした世代です。CDもtrfの「寒い夜だから」「Boy meets girl」、globeの「DEPARTURE」は買いました。もちろん部活帰りや週末は、カラオケにいっては小室ファミリーの曲を歌いまくっていました。こういったムーブメントを、当時の私は「小室ってすげーな」を超えて、彼の曲が巷に溢れているのを「当たり前」に思ってましたが、40代中盤になった今、偉業を成し遂げた人と思うと同時に、想像を絶するような犠牲を払ってムーブメントを生み出した人と認識しています。

 

文中、名言がたくさんあります。その中でも私にとって印象的な言葉は次の3つです。

 

・オファーの数と反比例するように、「こうしたほうがいい」「それはやめたほうがいい」と言ってくれる人がいなくなる。
・あの頃(1990年代中盤)の自分の成果を「偉業」と言って頂けるのであれば、それを成し遂げるには、「負」の部分は避けられなかったのかもしれません。
・売れはじめてからのほうが、圧倒的に嬉しい記憶が少ない。

 

小室さんに限らず、スポーツや芸術・芸能の世界で大きな成果を立てた人は、同じようなことを言っています。タレントの上沼恵美子さんがラジオで時々「頂上は見える景色が違う。頂上に立った人しか見えない苦悩がある」と言っていることと深く関連しているのではないでしょうか。

 

そんな頂上からの景色を追体験させてくれる素晴らしい本です。
私もおすすめします。